Niziuのデビューシングル『Step and a step』。
『Step and a step』のMVを考察していくとメンバーそれぞれ深い意味があるようです。
更に活動休止中のミイヒさんもMVに出演していますが、ミイヒさんのシーンもどんな意味があるのか気になりますよね。
そこで今日はNiziuのデビューシングル『Step and a step』のMVのミイヒさんやメンバーごとのシーンを徹底的に考察していきたいと思います!

【Step and a step】NiziuのMVを徹底考察!

2020年12月2日にいよいよリリースされるNiziuのデビューシングル『Step and a step』。
2020年10月6日に『スッキリ』に出演したJ.Y.Parkさんは『Step and a step』には「ゆっくりでも良い、休んでも良い、自分だけのペースで」というメッセージが込められていると語っていました。
力強いメッセージがこもった『Step and a step』のMVにはどんな意味が込められているんでしょうか?
Step and a stepのMVはミイヒを見つけ出すストーリー?

『Step and a step』のMVは全体を通してミイヒさんを見つけるストーリーなのではないかと言われています。
2020年10月23日に体調不良のため活動休止を発表したミイヒさん。
このMVの中では現在不安と戦っているであろうミイヒさんをメンバーが暖かく「おかえり」と迎えているように見えます。
『Step and a step』のTeaserではミイヒさんが登場するまでのメンバーは微笑んでおらずどこか不安げな表情。
しかしミイヒさんの登場後のメンバーは全員が微笑んでいてどこか安心したような表情をしています。
なのでミイヒさんを探す旅に出たNiziuのメンバーが、ミイヒさんを見つけ出し安心したという気持ちを意味しているのでは。
マヤさんに手を引かれたミイヒさんがメンバーに合流するシーンは”9人でNiziu”というメッセージが強く込められているように思えますね。
【Step and a step】Niziuメンバーそれぞれの扉の意味を考察!

Niziuの『Step and a step』ではミイヒさんを探して見つけ出すストーリーが主軸に流れていると同時にメンバーそれぞれのストーリーも描かれています。
ここからはNiziuメンバーのシーンがそれぞれどんな意味を表しているのか考察していきましょう。
①マコ:「自分のコンセプトが分からない」黒い世界

マコさんは真っ黒のドレスを着て真っ黒の扉と床の世界にいます。
これは常にリーダーとしてメンバーを引っ張り、何者にも染まらずしっかり自分を持っているマコさんを表しているのではないでしょうか。
そしてマコさんは黒い扉がたくさんある世界を迷って走り続けています。

マコさんは『虹プロ』の地域予選で「他の子のようにコンセプトがまだ見つかっていない」と言っていました。
MVではそんな才能と可能性はたくさんあるのに自分のコンセプトが見つからなかったマコさんを表れていますね。

J.Y.Parkさんはマコさんに「コンセプトは必要ない。みんな元々特別」を声をかけました。
マコさんは走り続けて努力し続けた結果、色の違う扉=デビューの夢を叶えたのではないでしょうか。
②リオ:努力の証と苦手な歌への挑戦

リオさんは競技場のフィールドの中に一人で座り込んでいます。
地面には無数の足跡は、EXPGでダンスを磨きLDHでプロのダンサーとして活躍していた努力の証なのかもしれません。

J.Y.Parkさんに「歌手はダンサーに見えてはいけない」と指摘されてしまったことで、自分を見失っていた時期もありました。
しかしそれでもあきらめずに走り続けるリオさん。
ミッション2でマコさんとマヤさんと組んだ「Mrお姉さん」のステージでは努力の結果、J.Y.Parkさんから歌に対して高い評価をもらいました。

苦手だった歌にも自信がつき、デビューまでのラストスパートがかかっているかのようなシーン。
暗い競技場から明るい競技場へ走り抜けるシーンは、元陸上部だったリオさんにもぴったりですね。
③マヤ:特別な自分を持っている白鳥

MVでは白い紙の船に乗り、遠くを見ているマヤさんが描かれています。
マヤさんは東京合宿のスター性審査の時に「みにくいアヒルの子」の紙芝居を披露しました。
アヒルの子が白鳥になったように、MVの中のマヤさんも白鳥を表しているように見えますね。
そして紙芝居で語っていた「今の自分で充分特別な人、特別じゃなければ生まれて来なかったはず」という言葉のように、MVのマヤさんも白鳥でも赤いドレスを身にまとい、特別な存在の自分を持っています。

マヤさんはNiziuのお母さんとも言われるほど包容力が深く、ミッション3ではミイヒさんと実際手を取り合って励まし合っているシーンも。

MVではそんな緊張していたミイヒさんも安心するマヤさんが手を引いてくれていたんですね。
④リク:アイドルの夢をただ眺めていた不安定な心

リクさんは雲の中でぽつんと座り込んでいました。
アイドルを夢見ていたリクさんですが、歌もダンスも本格的に習ったことはありませんでした。
この雲の中の長い階段はそんな「アイドルになる」という夢をただ眺めていただけの不安定なリクさんの心の中のようですね。
しかし虹プロの中でダンスも歌も急成長を果たすリクさん。

雲の上まで到達するほどの努力をして最終順位2位になった脅威のステップアップをしました。
雲の上に顔を出した瞬間、デビューへの道が開けたのではないでしょうか。
⑤アヤカ:急成長した実力

アヤカさんは時計だらけの部屋にたたずんでいます。
すごく速いスピードで進む時計の針は、虹プロでステージ事に成長を見せてJ.Y.Parkさんを驚かせていたアヤカさんに相応しいですね。

またアヤカさんの後ろに映る時計は2時から20時に進んでいきます。

2時(虹)⇒20時(Niziu)を表しているんですね。
一歩一歩努力を重ねNiziuのメンバーに選ばれたアヤカさんをよく表していますね。
⑥マユカ:色とりどりのカメレオンになるまで

マユカさんは扉と鏡がたくさん存在する世界で不安そうに歩いていました。
虹プロ時代、自分に自信が持てなかったマユカさん。
韓国合宿のミッション1では1人という不安で自信がないと語っていたことも。
才能が豊かでキラリと光るものをたくさん持っていたマユカさんですが、MVの世界のように中々自分自身を見つけられませんでした。

しかしミッション3では「自信に溢れていた」とJ.Y.Parkさんに評価され、自信がつき初め自分の個性を見つけます。
パフォーマンス事に違う魅力を見せてくれるようになったマユカさんは、くるくる変化するカメレオンのような存在に。
MVの中で色とりどりに輝いていた扉はマユカ自身を表しているようですね。
⑦リマ:自分で自分の個性を創り出す

リマさんだけがMVの中で扉を”作ります”。
地域予選では”典型的な表現ではなくリマさんの話し方と表情で歌を聴きたい”と指摘されていました。
有名ラッパーの父親とモデルの母親を両親に持つリマさんはなかなか自分だけの色を見つけられずにいたのかも。

しかし努力し続けたリマさんは韓国合宿のミッション2で「自分だけの雰囲気、リマさんだけの振り付けで踊りました」という高評価でした。
ブロックパズルのようにリマさん自身の中に元々あった個性を自分で創り上げていったんですね。
⑧ミイヒ:思うように前に進めなくなった心

ミイヒさんは孤島の上で一人膝を抱えてうずくまっています。
アイドルらしい可愛い部屋の中が生まれながらにしてアイドルのような華を持つミイヒさんのイメージにぴったり。
すぐ後ろには扉があるのに気づいていないというシーンが、ミイヒさんが思うように進めなくなったことを表しているかのよう。
しかしそんな苦しい状況でもマヤさんが見つけ出して手を引いてNiziuメンバーのもとへいざなってくれます。

虹プロの時もファイナルステージまで一緒のグループになり、スランプだったミイヒさんの傍にいたマヤさん。
MVの中でもミイヒさんを暖かく包んでくれていますね。
⑨ニナ:得意な歌と苦手なダンスで上下する気持ち

階段が入り組んでいる世界で迷っているニナさん。
歌唱力が突出していたニナさんですが、虹プロの時はダンスの酷評が続きました。
高評価のダンスとあまり上がらないダンスの評価で上下するニナさんが表れていますね。
しかし目をつぶり歩き出したニナさんは、扉を見つけます。

不安定な細い階段を歩きながらも歩み続けて扉を見つけたニナさんは、自分の歌を伸ばし続けダンスの努力も怠らなかった実際のニナさんにぴったり。
評価されずもどかしい時期もあったことが終わりのない階段のようですね。
『Step and a step』はTwiceの『Feel special』をオマージュ?

Niziuの『Step and a step』とTwiceの『Feel special』のMVには似ている部分があります。
『Feel special』のMVでミナさんとチェヨンさんが出会うシーンが、ミイヒさんとマヤさんの出会いのシーンと似ているんです。

Twiceが『Feel special』をリリースした当時、ミナさんは不安障害で活動休止をしていました。
MVの中でチェヨンさんと活動休止中のミナさんが微笑んで見つめ合うシーンが、マヤさんと活動休止中のミイヒさんが見つめ合うシーンと重なります。

Niziuの『Step and a step』はTwiceの『Feel special』をオマージュした部分もあるのかも。
どちらも活動休止中のメンバーを励ます意味も持ったMVなのかもしれませんね。